Before
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シニア夫妻の在宅介護も視野に入れたリノベーションです。地下の駐車場から2階までのホームエレベーターの設置、日常生活のバリアフリー化、ご主人がゆっくり過ごせる和室、寒さ対策、ペット対応などが求められました。エレベーターの設置は、構造的に難しいと思われましたが、唯一鉄骨フレームが挿入できるスペースを発見し、既存打ち放しコンクリート壁を慎重に解体後、鉄骨フレームを組み上げ、設置することが出来ました。
機能的な要望を満たしながら、既存のトップライトや円弧と幾何学を合わせた個性的な空間を活かすために出来るだけ壁を設けず、スケールや空間の明暗を再考し、多様なシーンが連続する計画としました。採光、通風、眺望も確保し、自然素材にもこだわったシニア夫婦の暮らしに寄り添った終の棲家となりました。
ST邸
建築場所:大阪府池田市│主要用途;専用住宅│敷地面積:344.24㎡│建築面積:133.83㎡│延床面積:291.53㎡│構造:鉄筋コンクリート造
構造設計:片岡構造│施工:岩鶴工務店│写真:鈴木研一
ST Residence
Location:Ikeda,Osaka,Japan│Program:House│Site area:344.24㎡│Building area:133.83㎡│Total floor area:291.53㎡│Structual system:Reinforced Concrete
Structual design:Kataoka Structual Design│Constractor:Iwatsuru Construction│Photos:Ken'ichi Suzuki