阿倍野M邸│新築│シニアの住まい
外観はできるだけ目立たないようにという要望と西日対策による
2階は趣味スペースと予備室、WICL
大阪市内に建つ60代後半のご夫妻が住むシニア住宅です。建て替え前の2軒長屋を伺うと玄関を入ってすぐにダイニングがありました。その長屋の界壁にドアを設けて、ご夫妻それぞれが2軒の中に居場所を設え、生活を楽しむ間取りとなっていました。そうした生活が心地良いということから新居でも玄関から入ったところに広間的なダイニングを設け、そこからご主人の部屋や奥様の部屋、キッチン、水廻り、テラス、2階へとつながるシンプルな計画としました。「食」の空間を中心にご夫妻が心地良い距離感を感じ、それぞれを尊重して暮らせる住まいです。アクティブなシニア世代の将来も見据えた住空間のあり方のひとつを示せたように思います。
阿倍野M邸
建築場所:大阪市│主要用途;専用住宅│敷地面積:145.28㎡│建築面積:87.14㎡│延床面積:137.59㎡│構造:木造
構造設計:片岡構造│施工:いなせ建設│写真:鈴木研一
M's Residence in Abeno
Location:Osaka,Japan│Program:House│Site area:145.28㎡│Building area:87.14㎡│Total floor area:137.59㎡│Structual system:Wood
Structual design:Kataoka Structual Design│Constractor:Inase Construction│Photos:Ken'ichi Suzuki